今月のベアフット

12月のこどもたち

11月は紅葉の月でした。

今年は早くから猛暑の中、木々の葉は灼けてカサカサになって落ちました。

そんな中、秋の紅葉はどうなのかと心配していましたが、例年より遅く始まった紅葉は色鮮やかで、長い期間その美しさを保ち、それはそれは美しく私たちの目を楽しませてくれました。

園庭の森も燃えるような紅葉が続き子どもたちの生活を彩ってくれました。

いつもは他の紅葉が終わる頃に茶色くカサカサになるコナラの木が今年は黄金色に、そして美しい赤に紅葉して子どもたちの部屋まで染てくれました。

紅葉の節理はともかく、この秋に神様の創造された山々や里や野がこんなに美しいのは、神様の恵みの大きさをそのまま私たちに示してくれているように感じました。

そして12月、私たちはアドヴェントを迎えました。

秋の豊かなうれしい恵みが、神様の大きな愛と恵みの究極に深まるクリスマスに繋がっていく、そんなうれしい日々がアドヴェントです。

神の子イエス様のお誕生を一日千秋の思いで待ち、みんなで喜びを分かち合うクリスマス。

幼稚園では子どもたちと笑い、喜び、楽しんで一日一日を過ごしたいと思います。

アドヴェントに入ることを知った年長児たちは「まず、みんなで幼稚園をお掃除してきれいにしなくちゃあ」といって園内中をぞうきんがけをしてくれました。

そしてみんなでホールの真ん中に大きなクリスマスツリーを立てました。

クリスマスのさんびかを鼻歌交じりにずっと歌っている子もいます。

そしてアドベント第一日目、園内中が一日にして魔法のようにクリスマスの飾り付けで美しくなり、目をぱちぱちしながら、あっち、こっちと見てあるいている子どもたち。

礼拝のたびに灯が増えていくクランツのローソクに一つ目の灯がつくのを息をのんで見つめていた子どもたち。

子どもたちの心の中にはこれからどんな事が始まるのか、大きな期待やそれぞれの夢や想いが膨らんでいることでしょう。

アドヴェントは始まったばかり。うれしいクリスマスへの楽しい日々が出発します。