今月のベアフット
4月のこどもたち
春になりました
みんなひとつずつ大きくなりました。
今年は不順な天候が続き、例年は入園式の時には門の横のヤマザクラが咲いているのに今年はまだ硬いつぼみのままです。
でもよく見ると先端が白くなっていて、あたたかい日差しさえあればすぐにでも咲きたいといったようなつぼみがあちこちに見られます。
これから子どもたちのにぎやかな声が響く中で次々に咲いていくことでしょう。
明日は入園式。
お家で大切に育てられた小さい人たちが一歩外に出て新しい世界に歩み出します。
この春をお家でどんなにか心待ちにしていてくれたことでしょう。
どんな楽しい世界が待っているか、ワクワクしている人も多いと思います。
でもいままでどんな時にも一緒にいてくれたお母さんと別れるという悲しさや不安も同時に体験することになります。
幼稚園では先生たちがそんな一人ひとりを抱きとめやさしく集団生活の場を用意しています。
それぞれの持つ音色を確かめながらそれを生かしつつみんなの音色と美しく合わせていかれるように大切に育てていきたいと思います。
また、子どもを中心にしてお母様やお家の方々とも楽しいハーモニーを奏でていかれればと願っています。
そして7日は進級式。
3月に年長の人たちの卒園式をしさびしさの中で見送った在園の人たちが、今年こそ一番大きなたんぽぽさんになるんだ、れんげさんになるんだという意気込みで登園してきます。
一番小さかったつぼみ組の人たちも、新しいお友だちや先生と出会い、またひとつ大きくなります。
子どもたちはみんな大きくなることが喜びです。
大きくなったらこうしたい、ああしたいという夢もあります。
そんな一人ひとりの夢や希望が実現していくように教師たちはスタンバイしています。
2024年度はみんなで「さぁ こぎだそう」という思いでみんなで心を合わせて意気揚々と漕いできましたが、今年はそんな子どもたちと漕ぎ切った喜びを美しい音色を合わせて奏でたいと思います。
一人ひとりがもっている音色をみんなの中で喜びの中で響かせることができるよう、心を込めて保育を創り出していきたいと思っています。
そんなわけで、今年度の保育のテーマは「一緒に奏でよう」といたしましたので、お家の方々もどうぞご一緒に美しい音色で楽しい思いを奏でていかれるように、ぜひ「ご一緒に」過ごしていただきたいと思っています。