ガンピーさんのドライブ

ジョン・バーニンガム さく
みつよし なつや やく
ほるぷ出版
ガンピーさんはじどうしゃに乗ってドライブにでかけます。
「いっしょにいっていい?」とこどもたちがいいました。
うさぎとねこといぬとぶたとひつじとにわとりとこうしとやぎもいいました。
ぎゅうぎゅうづめでごきげんでドライブ。
でもとちゅうで大雨になりました。
みちがぬかってタイヤがからまわりを始めました。
ガンピーさん「だれかがおりてくるまをおさなくちゃあなるまいよ」といいますが、さぁみんなはどうするでしょうか。
ジョン・バーニンガムのガンピーさんシリーズです。
ほのぼのとした絵と物語は読む者にほんわかとしたいい気持ちにさせてくれます。
それぞれ個性のある動物たちがみんなその持ち味と力を出し合って危機を乗り切っていくという物語ですが、それがじつにユーモラスに描かれていて肩に力が入りすぎず、しかしだれもが楽しい思いを共有していくというストーリーには、思わずファンになってしまうのです。