しんせつなともだち 方 軼羣 作 君島 久子 訳 村山 知義 画 福音館書店 ゆきがたくさんふって、野も山もすっかり冬になりました。 こうさぎは食べものをさがしにでかけて雪のなかにかぶを2つみつけました。 こうさぎはかぶを1つだけ食べるともう1つのかぶをもってろばの家にでかけました。 ろばは、るすでした。 こうさぎはそのかぶをそっとおいて帰りました。 家に帰ったろばは、かぶをみつけました。 さて、ろばはそのかぶをどうするのでしょう。かぶはどうなっていくでしょう。 このかぶをめぐっていろいろな動物がおはなしを展開していきます。 動物たちのほかを思いやるやさしさが、寒さのなかにほっと暖かいものを感じさせてくれます。